2017年3月5日日曜日

JOHN FAHEY

尊敬するギタリストJOHN FAHEYの話。

まずは動画ご覧ください。


若き日のJOHN FAHEY先生。
自信にあふれた素晴らしい演奏です。


フィンガーピッキングでリズム、メロディ、ハーモニーを1人で両立。
このフィンガーピッキングがなんというか「徹底的」でして
リズム、ベースを刻む親指が別人かのように一定を保ちます。
また、オープンチューニングを生かして最低限の運指で
幅の広いメロディとハーモニーを生み出しているのも不思議な独自性です。

いわゆるフラッシーなテクニックは見せないものの、
1本のギターでの表現としては一つの完成形と思っています。
ギターという楽器の可能性を思い知らされます。

ele-phantでのベーススタイルを模索する中で、
尊敬とともに強く影響を受けています。


JOHN FAHEYを語るときデルタブルースからの影響も欠かせない要素となります。
氏はデルタブルースの大ファンでギタースタイルも
ブルースからの影響が色濃く見られます。
フィンガーピッキング、ボトルネック奏法、世界観などなど。
デルタブルースのブルースマン、CHARLIE PATTONの研究書なども残しているそうです。
(読んでみたい…)

デルタブルースに限らず、戦前ブルースには
「BLIND ○○」という名義で活動していたミュージシャンが結構います。
有名どこではBLIND BLAKEBLIND LEMON JEFFERSONなどなど。
彼らは実際にBLIND(盲目)でして、当時のアメリカでは盲目の黒人となると
ブルースマンになるくらいしか成功の道は無かったとのことで、
BLIND ○○を名乗るブルースマンが多いそうです。

JOHN FAHEYBLIND JOE DEATHと名乗っています。
目が見えるのに。
ブルースへの憧れからこんな芸名を使っていたそうです。
この辺のオタクっぽさも何とも好きなポイントです。
(憧れや初期衝動は常に持ち続けるべきだと思っています。)

また、音楽への先鋭的な取り組みも大好きな点です。
requiaというアルバムでは後半の曲でサウンドコラージュを導入しています。
ギターだけで構成される曲が続く中に唐突に入ってくるコラージュによる異物感は
すごく狂気的で鮮烈。
同アルバムは1967年発表です。
ビートルズのホワイトアルバムが68年ですから先進性がうかがえます。

「プログレのパースペクティブ」というディスクガイド系の本があります。
プログレを「革新性を持つ音楽」として再定義しようとしているかのような内容でして、
いわゆるプログレだけでなく、ロック、テクノ、ジャズなどなどジャンルを問わず、
100枚のアルバムが選ばれており、その中にrequiaも選ばれています。
同感です。

残念ながらすでに故人でいらっしゃいます。
ライブを見てみたかったし、新しい音源ももっと聴いてみたかった。

数年前にドキュメンタリー映画が作られていたようです。
日本では1会場のみでの上映で残念ながら見逃してしまっています。
DVDも出ているようなのですが、日本語字幕版は無く、
英語でしか見れません。
字幕版の発売を熱望しています。

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さて、ここのところこのブログでも宣伝させていただいております、
ABNORMALSのNEW ALBUMですが、
おかげさまで好評いただき、早速追加プレスの手配をさせていただいております。
お買い上げ頂いた皆様、興味をお持ちいただいた皆様に感謝いたします。

アルバム発売後発のライブはこちらとなります。
当然、会場でもアルバム販売させていただきます。
よろしくどうぞ。





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