2016年2月4日木曜日

Akima&Neos King Rocker Bass

エフェクターレビュー、
今回はAkima&NeosのKing Rocker Bassです。

このペダル、基本的にはベース用のプリアンプ、オーバードライブでして、
たった3つのノブで古き良きチューブベースアンプのドライブ感、コンプ感が得られます。

俺が理想と考えているベースサウンドのひとつがKYUSS時代のScott Reederの音です。
しっかりローがありつつ適度な歪みで輪郭がはっきり出てる。
あの音、おそらくオールドアンペグでチューブドライブさせているのだと思うのですが、
あの音をラインで再現すべく、当時いろいろ研究しました。
ラインで作っとけばライブ会場、レコーディングスタジオに
どんなアンプがあっても安心ですので。

たどり着いたセッティングはギター用サンズアンプGT2でハイミッド寄りな歪みを作り、
パラレルで出力して片方はモーリーワウ(かけっぱなし)、
片方はそのままで小型パッシブミキサーでまとめて最後にEBS MULTICOMPでそろえる。
これが当時たどり着いた組み合わせでした。
モーリーワウのかけっぱなしがキモでして、こもりすぎないロウが得られました。

Bucket-Tもearthblowも微調整はするものの、基本はこのセッティング。
Bucket-Tが解散し、いわゆるベース的な音作りから離れていた折、
ABNORMALSに加入することとなり、音作りを再考する中でこのペダルを衝動買いしました。
以降、ABNORMALSでのセッティングはKing Rocker Bass1個です。

他社のプリアンプペダルはいわゆるベースアンプヘッドの
プリアンプ部を取り出したような思想が多く、
ゲイン、EQ、ドライブ、ドライブレンド、マスターが基本構成かと思いますが、
King Rocker Bassは思想が異なります。

3つのノブはMIST,BITE,LEVELと名づけられていて、
MISTで基本の太さ、音量がきまります。
これだけでもこもりすぎない太さとコンプ感が得られます。
この絶妙感は素晴らしいです。
BITEで歪み(というか倍音の量)を、LEVELでその音量を操作します。
特徴的なのが他のオーバードライブやプリアンプと異なり、
歪ませても基本の音が痩せず両立することです。
たいていのペダルは歪ませるとボトムがやせたりします。
対策のためにドライブレンドがついていたりするんですが、
ドライ音がドライすぎて歪みと混ざりにくい。
このペダルは本当にちょうど良く両立してくれます。

どんなアンプでもフラットに音作りしておけば
このペダルを通すことでKYUSS(風)サウンドが作れます。
そんなわけでこれを入手してから自前のベーアン持ち込みはしなくなりました。
ベースキャビの特徴が出やすいスタジオライブや小会場はともかく、
そこそこの会場であれば外音はこのペダルのライン出力だけでOKです。

ただこのペダル、価格が強烈です。
アンプ類含めてもウチの機材中、横綱クラスです。
その価値は充分ありますが。
…あとは名前が自意識強めでちょっと恥ずかしい。
胸はって使えるようになるようにがんばります。

Akima&Neosメーカーサイトにはブログもあり、音作りの考え方を勉強させて頂いています。
こういう実践的で独特なメーカーさんは大好きです。

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